住宅のキッチンや浴室・洗面所・トイレといった水回り設備は、日々の生活に不可欠です。
暮らしていくうえでなくてはならない設備であるものの、経年劣化や使用による消耗は避けられず、リフォームが必要になります。
水回り設備の耐用年数は決められていますが、毎日の掃除やお手入れの程度によって劣化の進行は異なるため、各家庭の使用状態によってリフォームが必要となる時期は変わります。
また、水回りリフォームの期間中は、各設備が使えない状態になる場合が大半です。
この記事では、水回りリフォームの期間や、施工中の生活について詳しく説明します。
お住まいの水回りリフォームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
水回りリフォームの期間は工事の内容によって異なる
水回りのリフォームを検討する際、多くの人が気になるのは工事の所要時間ではないでしょうか。水回り設備のリフォームの期間は、行う工事の種類や内容によって異なります。
洗面所やトイレの便器交換といった比較的小規模な水回りリフォームは、通常1日から2日で完了します。一方、キッチンや浴室は規模が大きいため、リフォーム期間が長くなるでしょう。
水回りの設備をそのまま交換する場合は短期間の工事で済みますが、設備自体の移設や壁紙や床材など内装の改修が伴うと期間が延長します。特に設備の移設が必要なリフォームでは、新しい配管を設置する追加工事が必要となるため、期間は長くなることを知っておきましょう。
以下では、施工期間が比較的長くなるキッチンと浴室リフォームについて詳しく解説します。
キッチンのリフォーム期間
特にキッチンは、リフォーム作業の内容によって工事期間に大きな違いが出やすい箇所です。たとえば、既存キッチンの部分的な修理や小規模なキッチンの交換なら半日から1日で完了しますが、システムキッチンの全面交換では通常3日から4日かかります。
さらに、キッチンの交換工事と同時に壁や床の内装もリフォームする場合、工事期間は約1週間に延長することもあるでしょう。
また水回りリフォームの際は水の供給を停止して作業が進められるため、キッチンリフォームの間は料理ができなくなります。作業中は業者が頻繁に出入りし、ドアや窓が開放されている場合も多く、いつも通りの生活が送れないことでストレスを感じる方もいるかもしれません。
浴室のリフォーム期間
浴室もキッチンと同様に時間が必要となる水回りリフォームです。浴室は、ユニットバスとオーダーメイド可能な在来浴室と呼ばれるものに分けられます。
浴室のリフォーム期間は、ユニットバスの場合約2日~4日、在来浴室は約7日~14日かかります。
浴室リフォームでは、工事中の入浴方法を事前に計画しておくことが重要です。
水回りリフォームでは一時的に設備が使えなくなる
水回りのリフォームでは、一時的に設備が使用不可となることが大きな課題の一つです。設備の交換を行ったあとに内装工事もする、というように、状況に応じてリフォームの期間が異なりますが、どのような場合も一定期間使えなくなります。
特に浴室やトイレが長期間使用できない場合は、日常生活に大きな影響が出るでしょう。リフォーム期間中、代わりに利用できる場所を確認したり、仮設トイレの設置を検討したりなど事前に準備しておくことをおすすめします。また、水回り設備のリフォームをまとめて行い、長期間使用できないときは、ウィークリーマンションやホテルに一時的に滞在するという方法もおすすです。
まとめ
水回りのリフォームは設備の老朽化に伴い必要となります。リフォーム期間中の生活の不便さを最小限に抑えられるよう、工事期間中の生活を事前に計画しておきましょう。特にキッチンや浴室はリフォーム期間が長くなる場合が多いため、施工業者とスケジュールを確認し、使用できない間の対策を考えることをおすすめします。
廣清工務店では、水回りリフォームのご相談の際に、施工中の暮らし方についてもお客さまが安心できるよう丁寧に説明しております。疑問や不明点がございましたら、些細なことでもお気軽にお話しください。