キッチンをはじめ、浴室や洗面台、トイレといった水回り設備。快適だった新築当初と異なり、築年数の経過によって使いにくくなっていくことがあります。
水回り設備を提供するメーカー側もお客側のニーズを把握しているため、導入当初は満足感もしっかりあるといいます。
しかし、何不自由なく使えていたものの、経年劣化によるリフォーム時期は刻々と迫ってくるものです。なお、水回りリフォームの適切な時期は、一般的に10~20年です。これを目安に必要な場所の施工を行うことをおすすめします。
今回は、安くリフォームできる「時期」についてもご紹介しますので、最後まで読み進めてみてください。
キッチンリフォーム
キッチンは食事の準備や後片付けをする場所です。設備によっては家事効率が上がり、時短にもなります。しかし、設備については経年によりどうしても交換が必要になります。それぞれの時期(耐用年数)よりも前に交換リフォームを行うことをおすすめします。
例えば、IHクッキングヒーター。ガス火ではなく、磁力によって加熱するので、安全性が高く人気があります。また、ガス火に比べて部屋の温度が上がりにくいため、暑い季節も快適に調理ができる特徴もあります。
ガスコンロを使用してガス火による火災の心配もあるなら、リフォームの時期かもしれません。
トイレリフォーム
水回りのなかで衛生面が気になる場所です。また、快適性や機能性にこだわりを持つ方も少なくありません。掃除の面で不便さが生じてくれば、リフォーム時期と捉えましょう。
ほかにも、便座が温かくなる温水洗浄便座。寒い時期にも快適性を求める方に人気です。節水技術を採用しているトイレ設備へ交換リフォームを行えば、リフォームに費用を掛けたとしても、今後の光熱費や水道料金の節約に繋がり、満足度も高めることが可能です。
家計の負担を軽減したい場合もリフォームの時期としては最適です。
浴室リフォーム
水回りのなかで、浴室はくつろげることを重視して施工します。しかし、次第に掃除に手間がかかったり、ライフスタイルがバラバラになることも。
浴槽にはさまざまな素材があります。予算や好みもあるでしょうが、人気の高い素材は、掃除がラクな人工大理石。見た目も豪華にリフォーム可能です。
ほかにも、冷めたお湯を温める追い焚き機能。入浴時間のバラバラな生活スタイルへと変化が見られるなら、水回りリフォーム時期として検討してみましょう。
加えて、水回りのなかで後まわしになりがちな洗面台も併せて施工してみても良いでしょう。
少しでもお得に
水回り設備については、価格も安くはありません。そのため、なかなかリフォームに着手できない方もいます。おすすめは、メーカーのモデルチェンジ時期にリフォームを行うこと。
大手住宅設備メーカーがモデルチェンジや新商品を発表する際、旧式のセールが行われる可能性も非常に高めです。新商品の発表は、2~4月ごろにかけて。ひとつ前のモデルであれば、機能性に関しても問題点は少ないと言えます。
さらに、水回り設備については、故障もつきものです。ひとつ前の旧式なら部品交換するためのパーツも揃っています。トラブルや不具合についても対応は早いでしょう。
ほかにも、さまざまなリフォーム会社がお得な「水回りセットプラン」を提供しています。セットプランは、同一メーカー品を使うケースが多いので統一しやすいメリットもあります。
おわりに
子どもが生まれたり、家族が高齢になってくるというようなライフステージに入れば、水回りリフォームを検討しましょう。
できれば、10~15年に一度の周期で見直すのが理想的です。