水回りの設備は、一日に何度も使っているため、劣化が進みやすい場所だと言えます。
ご飯を作ったり食べたりするキッチンや、手や顔、体をきれいにするお風呂や洗面所などは、
できるだけ清潔に保ちたいところですが長年使用してこびりついた汚れや経年劣化による不具合はどうしようもありません。
そんな時こそリフォームが必要です。
この記事では、水回りのリフォームに関する基本的な知識をご紹介します。
◼水回りのリフォームの基本について
ここでは、水回りリフォームを成功させるための重要なポイントをキッチン・トイレ・お風呂・洗面所の項目に分けてご紹介します。
それぞれ見て行きましょう。
*水回りのリフォーム[1]《キッチン》
キッチンは水を使うことはもちろん、食事を作って食べる場所であることからも、常に清潔にしておきたいところです。
キッチンのリフォームは、設備の経年劣化や故障がきっかけによる場合も多いですが
「より便利で使いやすいキッチンで料理をしてみたい」という前向きな理由から行われることもあります。
家族構成やライフスタイルの変化により、これまで使用していたキッチンでは不便が出てきたり、
逆にサイズをコンパクトにしたりと、使う人の都合によって、キッチンに対する要望にも変化があるものです。
キッチンリフォームでは、シンクや調理台、コンロや収納棚がまとめて一つになっているシステムキッチンが選ばれることが多いですが、
一つ一つのパーツをこだわって選ぶことも可能です。
各メーカーから多種多様な商品が販売されているので、実物を見て使い勝手を確かめてから選んで決めましょう。
*水回りのリフォーム[2]《トイレ》
トイレの便器は陶器でできていることが多いため、経年劣化で壊れることはほとんどありません。
しかし、もしかしたらひび割れを起こしてしまったり、便器本体以外の部分に不具合が起きてしまう可能性はあります。
また、節水を重視して、最新式のトイレを使用したいという理由でリフォームする場合も少なくありません。
トイレには「タンク一体型」やセ「パレート型」「タンクレス」といった色々な種類があり、手洗い場の有無や配置場所、
床や壁の素材など、使用する家族のことを充分に考え、都合に合ったものを選択してください。
*水回りのリフォーム[3]《お風呂》
お風呂は年数が経つと、汚れが蓄積したり、水漏れなどの不具合が出てきます。
一日の溜まった疲れを洗い流して、身も心も癒されるお風呂で、
より快適な時間を過ごしたいがために、部分的なリフォームを行う方もいます。
お風呂のリフォームには「ユニットバス」と「在来工法」という2種類の方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ユニットバスの場合は、工場で製造した部品を現場で組み立てるだけなので、施工性に優れ、水漏れなどの不安がないのが利点です。
しかし、デザインの規格が決まっているため、色や形の自由度が低い事と、
もともとのお風呂が在来工法の場合には、大きさが合わないケースがあるということを覚えておいてください。
在来工法は自由度が高く、パーツのデザインにもこだわることが可能ですが、費用が高くなりがちです。
それぞれのメリットとデメリットを検討した上で工法を選択しましょう。
*水回りのリフォーム[4]《洗面所》
洗面所のリフォームでは、洗面台の交換が行われるのが普通ですが、
その他にも床や壁、収納部分もまとめてリフォームする場合もあります。
洗面台もそれぞれのメーカーから多種多様な商品が出ていますが、それぞれ特徴が異なるため、
洗面所のスペースや、家族の人数、それぞれの体型に合うサイズの中から“これは”と思う洗面台を見つけましょう。
●まとめ
いかがでしたでしょうか。
キッチン、トイレ、お風呂、洗面所などの最新の水回り設備は、掃除がしやすく、収納力があり、
省エネ性能に優れているものなどを、実物をしっかり確かめて選ぶようにしましょう。
使用する家族みんなのことも考えた上で、メリットとデメリットを検討し、“これは”と思うものを見つけて下さい。