戸建ての水回りリフォームのポイント

一般的に住宅の水回りは、キッチンと浴室、トイレ、洗面所の4ヵ所を指します。
ほかの部屋に比べて湿度が高いので、カビが生えやすく汚れも目立ちます。
また、傷むスピードが早まるのも水回りのマイナス点です。
快適な水回りを維持するためには、定期的なリフォームが重要になります。
 

1.戸建ての水回りのリフォーム

同時期に建設された戸建てで定期的にリフォームをしている水回りと、
リフォームをまったくしていない水回りでは明らかな差が出ます。
リフォームをすることが、耐久性に影響すると言っても過言ではありません。
キッチンや浴室、洗面所、トイレはほとんど家庭で毎日使用します。
老朽するスピードも早まるので、傷みが表れたら早い段階でリフォームを検討しましょう。
戸建てのキッチンのリフォーム費用は、選ぶ商品にもよりますが、配管の位置により違いがあります。
例えば1階だったキッチンを2階に移動した場合、配管の位置によって工事が大がかりになることもあるので要注意です。
コストを抑えたいのであれば、配管の位置に合わせた工事を提案しましょう。
戸建てのキッチンはI型とL型、対面式があり、この順番に費用が高くなるのが一般的です。
それに加えて工事費用などの別費用がかかります。
 

2.戸建ての水回りリフォームの注意点

水回りの中でも湿度が高い洗面所は、設置状況によってカビが生えやすくお掃除を怠っていると老朽がいっそう加速します。
衛生面のためにも古い洗面所はきれいにリフォームをしましょう。
戸建ての洗面所選びのポイントは、照明と使いやすさ、サイズです。
特に注意したいのが照明です。
窓がない、窓の位置から離れている場合、照明が暗くいと鏡が見にくくなるので、それを考慮し選びましょう。
また、サイズも注意が必要です。
スペースに見合っていない大きさを設置してしまうと違和感があり、そこだけが変に目立ちます。
また、使い勝手も悪くなりストレスが溜まる一方です。
戸建てのトイレは環境や状況により、リフォームの選定基準が異なります。
特に古い戸建ての場合、和式から洋式にリフォームするケースもあり、その場合工事費用が高額になるので要注意です。
また、洗浄機能が備わった機能性の高いタイプや節水タイプを選んだ場合も、トータルで費用が跳ね上がると思っておきましょう。
トイレをタンクレスにすると、スペースを広く使えるのがメリットです。
座って過ごす場所なので広さはあまり関係ありませんが、やはり狭いよりもある程度の広さがあると落ち着きます。
また、ゆとりがある場合は手洗いの設置もおすすめです。
 

3.水回りの環境を整える

戸建ての浴室リフォームのポイントは工法です。
浴室には従来工法とユニット工法があり、現在主流になっているのが、壁と床、天井がセットになっているユニット工法です。
ただ、ユニット工法を希望していても、設置が不可能なこともあります。
そのため、事前に暮らしている戸建てがどのタイプがふさわしいのか確認しておかなければなりません。
水回りの環境が整っていれば、いっそう暮らしやすさがアップします。
気持ちよく快適に過ごせるように、費用や機能など住宅に合ったリフォームをしましょう。
 

戸建てを購入し長く暮らしていると、住み始めた頃よりも水回りが老朽し使いにくくなることもあります。
水回りを快適に使うためにも、定期的なリフォームが重要です。
キッチンや浴室、トイレや洗面所など、工事の内容によっては配管の関係で費用が高くなるケースもあるので注意が必要です。
また、状況に合った選び方も水回りリフォームのポイントになります。
暗い場所は照明にこだわり、湿度の高い場所は通気性を考慮し提案しましょう。